2013年 12月 07日 ( 1 )

我が家のもう1人のギフテッド

あーちゃんの他に、我が家にはもう1人ギフテッドがいます。

パパとあーちゃんはどちらも”アメリカでの定義”で、一応「ギフテッド」
判定され、パパは小学校低学年の頃は学区のギフテッドプログラムに参加して
いました。


でもたぶん未診断のADHDか、その他の発達障害の為、授業中は多動、注意
散漫、そしてその他の素行にも問題があった為、アカデミックな方面では結局
挫折をしてしまったようです。


本人は「ギフテッドプログラムの授業も退屈で、それほど実になるような内容
もなかったようだったので参加するのをやめた」と言ってますが、多分学校
側からプログラムを下ろされたのでしょう。


パパの両親はどちらも放任主義タイプだったので、教育に関してもかなり暢気
な受け身の態度で、学校が言って来たらそれに従っていたし、パパが嫌だと
言えばパパのしたい放題にさせていたみたいです。

                   子供時代のパパ

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だから小学校高学年、中学校にかけてはパパは学業に完全に背を向けてしまい、
中学、高校にかけては年上の不良仲間達と関わるようになり、昼は学校をさぼ
って友達の車でサンフランシスコのビーチまで遠出したり、夜も両親が寝静ま
った頃に家を抜け出し、悪友達と夜の街をドライブしたり、路上でよく見かける
自動新聞紙販売の機械を壊して小銭を盗み、そのお金で24時間経営のカフェで
皆でハンバーガーやシェイクなどを食べたり飲んだりしてたむろったってりして
いたそうです!

14~15歳で煙草もスパスパ吸っていたみたいですし。


なんかものすごい不良やん! 008.gif って感じですが。


これは余談になりますが、パパの2歳年下の妹さんも上位2%以上で、同じく
学区のギフテッドプログラムに参加していたようですが、13歳の時に当時パパ
がつるんでいた2〜3歳年上の友達と関係をもち、なんとその若さで妊娠をして
しまいました。

結局その赤ちゃんを産む事に決め、14歳の若さで母親となってしまった為、
それから彼女も学業どころではなくなってしまい、幾度か学校も中退しそうに
なったようですが、最終的にはなんとか高校は卒業したようでした。


彼女は高校しか卒業していないのですが、やはり話をしていたらとても賢いと
いうのはすぐわかります。

(そして成人してからの彼女の人生も、ギフテッドならではの精神的特質の
為もあり、波瀾万丈な人生であります。)



話をパパに戻しますが、高校時代荒れていたパパは、高校最後の年になって
高校卒業に必要な単位が大幅に欠けていたので、(このままでは高校を卒業
出来ない)という事実に直面することになり、それから初めてモーターがかか
り、サマースクールなどで必要な単位を全て習得したみたいです。

パパもやる気になりさえすればものすごい威力を発揮するのですが...


で、何とか高校は卒業したものの、基本的に「努力して目標を達成する」と
いった精神力やもろもろの実行機能のスキルに欠けていたパパは、これ以上
勉強したくない、という気持が強かったのか、高校卒業後は大学に進学せず
本人曰く”アドベンチャーを求めて”そのままミリタリーに入隊してしまった
そうです。


これまでの人生ではきちんとしたストラクチャーやガイダンスが欠けていた
パパにとって、ミリタリーはまさにパパが必要としていたものを与えてくれ
る場だったようで、基本的にルーティンやストラクチャー化されたシステム
を好むパパは、ここでかなり精神的にも肉体的にも鍛えられ、本人もそれら
にポジティヴに反応し、個人として成長していったようです。


                    アーミー時代のパパ
         学科や実技などの試験もいつもトップレベルだったみたいです。


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               ホノルルマラソンも完走したそう。


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アーミーにいる間、いくつかの知能テストやその他、様々な能力をチェック
するテストも受けたそうで、それらの結果はいつも優秀で、平均と比較して
常に上位の範囲だったそうです。


あーちゃんと違って視覚空間認知に優れたパパは、特に科学や機械工学関係
に強かったみたいです。


現在でも代数関係の数学はてんでお手上げですが、図形、それも立体図形の
問題なんかあーちゃんより先に解答する事が出来たりして、父と子とは言え、
二人の認知パターンや得意分野の違いに驚いたりします。


ミリタリー側はパパの能力の可能性を認識し、パパを学費全額負担でウエスト
ポイント(ニューヨークにある陸軍士官学校で、こちらのサイトよると、
アイビーリーグと同じくらいエリートな難関校らしい。)へ進学する為の特別
な軍の準備学校へ送り込みたいという申し出をしてきたとの事でした。


尚、この最終目的であるウエストポイントの士官学校と言うのが、


”まず勉強ができる子ばかりが集まる士官学校でそれなりの成績を保つには日々
の真面目な努力が必要である。 また毎日運動部活動に参加しなくてはならな
いので体力も必要。 体育の時間ももちろんあるし、毎学期の体力テストに受
からなければ退学である。 学力試験や課題提出も厳しく、留年は出来ないの
で健康管理も重要。 軍事技術や統率者論もまなばなければならない。学校の
行事はむろんの事、毎日のフォーメーションやいろいろな当番、役職をこなさ
ねばならない。 門限あり。 下級生は車の運転する不可。飲酒が見つかった
だけで100時間の行進。飲酒した事実を認めず隠そうとした場合は倫理査問委員
会の前に立たされる。 飲酒運転は即放校。”

(「ウエストポイント陸軍士官学校:親が子供を入れたい学校」より)


といった、学力的にも精神的にもかなりのハイレベルを必要とする学校らしく、
ミリタリー側はパパのポテンシャルに期待して、投資を申し出てくれたようで
あります。


でもいくら数年間アーミーで鍛えられて来たとはいえど、この士官学校を卒業
するのは並以上の体力と精神力が必要となって来るでしょうし、パパ自身こう
いった巨大なチャレンジに挑む心の準備が出来ていたのであろうかどうか、私
にはわかりませんが、結局パパはこの申し出を断ったみたいでした。


本人は、「ここを卒業する事イコール、ハイランクのオフィサーとなり、長期間
軍に仕える事が要求され、もともと軍への長期的な滞在を考えていなかったので、
この学校へいく必要性を感じなかったから」などといってましたが、う〜ん、
実際のところはどうなんでしょう?


その後何十年経った後、たまにその時の自分の下した決断に幾分、後悔の念を
ちらつかせるような言葉も発したりして、この出来事はパパの人生の中でもすぐ
には忘れ難き”もしあの時別の道をだどっていれば”という思いとなって、パパの
胸の残っているのではないかと思ったりします。


あーちゃんの学習や、将来の進路について関与してくるのは、パパのこういった
バックグラウンドがかなり影響しているのではないかと思います。


その後、アーミーには4年間所属して、韓国や日本、ニュージーランドにハワイ
と様々な場所を飛び回り、望み通りのアドベンチャーを経験した後、21歳で軍
を去り、それからすぐに大学へ進学したそうです。


この時は軍での経験でかなり精神力も鍛えられていたせいか、毎日きちんと
勉学に励み、ある程度優秀な成績で大学も卒業する事が出来たみたいです。


高校卒業した時点ですぐあのまま大学に進学していたとしたら、また違った
結果となっていたのではないかと思います。


その後、普通に就職して働いている間にも、たまにいきなりとち狂ったような
事を考えだしたりやり始めたりして、15年くらい前などいきなり2ヵ月間休職
し、大学に戻って消防士とEMT(救急救命士)資格取得コースを受講し始め
たりするなど、私はいつもパパの突発的な行動に(次は何をやりだすか?)と
ハラハラドキドキしてます。


ちなみにその資格取得コースも学科、実技試験ともトップの成績だったようで、
(学科は50人ほどのクラスで2位、実技は1位)ここでも”やればできる”という
のを証明しているのですが、パパの場合、この”本人がやる気になる”という部分
が問題なんですよねぇ。


消防士に転職したいと思い、取ったこのコースですが、結局色んな知識や情報
を得るうちに、この職業は日頃から有害物質などに暴露される危険も高く、健康
面でのダメージを考えると、結局「やっぱりやーめた!」といとも簡単に気が変
わり、私としては(あの2ヵ月は一体なんだったんだ?)って感じでしたが。


まぁ、突然ハイウェイなどで妊婦がいきなり産気づいた時など、パパが出産の
お手伝いとかできるでしょうが。(苦笑)


こんな感じで、パパの場合は学生時代はストラクチャーやガイダンスが欠けて
いた事から、(そして多分、療育サポートも)典型的なアンダーアチーバーに
陥ってしまっていたのですが、その後のミリタリーという環境によって、知能
以外の、精神面の成長やその他、様々な重要なスキルを学ぶ事ができ、まぁ、
成功を収めたとは言えませんが、まだ人生の初期の時点である程度軌道修正を
する事ができ、人並みの人生を送れた例ではないかと思います。


だから環境って本当に大切だなと思ってしまいます。



ソーシャルな面においては、退職前の職場では(郡の司法機関に勤務)上司や
同僚達とあまりうまく噛みあわず、(とにかく人の言動に対して自己の判断で
決めつけてしまい、批判的)社会交流や対人関係の面でかなり苦労していた
ところもあったようで一般人の言動が理解出来ず、自分自身の”場”を見つけ
る事が出来ない事に対して苛立ちを感じていた事も多かったようですねぇ。


あーちゃんが生まれる前は、私もギフテッドの人達の精神的な世界などについて
の知識もなかった為、パパの事を「スマートだけど、気難しくてつき合い難い
変った人」くらいにしか思っていなかったのですが、発達障害やギフテッド
特質などを知れば知るほど、長年のパパに関しての謎が解明されていくようで、
にとってもある意味パパに対しての「寛容」の気持が芽生え、むちゃくちゃ
立つ時があるものの、とりあえずパパの言動の背景にある物が理解出来るので、
まだ我慢出来るという感じであります。 (苦笑)


そしてここ最近では私がギフテッドに関しての(主に精神面での)知識や情報
などもパパに教えているので、パパも”自分自身について学んでいる状態”みたい
であります。

完璧主義者、理想主義者であり、とにかく異常に道徳観や正義感が強いパパは、
この世のあり方や人々についての愚痴、文句を言いだしたらまさに停まる事を
知らず、永遠に続いてしまい、その行動に私は精神的にどっぷりつかれてしまい
ます。

(私からすればすごくネガティヴに感じてこちらの精神力を吸い尽くされて
しまうように感じる)


だからいつもパパには、そのフラストレーションや失望感、怒りなどを何か
別のクリエイティヴなアウトレットにチャネルするように、とアドバイスして
いるのですが、どうやら最近パパもあーちゃんに感化されたか、子供対象の
小説を書き始めたようです。

うわぁ〜、文学親子? (笑) φ(`д´)  φ(。_。*)


うちの場合、あーちゃんの方が精神的にパパよりしっかりしていて、親の方
が子供から色々と学んでいるという感じです。


これで少しはパパの心の”いがいが虫” (-_-)が退治されればいいのですが。



以上。

我が家のもう1人のタイプの違ったギフテッドの話でした。


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by mathgifted | 2013-12-07 06:54 | あーちゃんパパ


数学が得意な16歳の2E kid(ASD&ギフテッド) あーちゃんの毎日を綴っています。ネバダの山奥で熱愛する数学を修行中!将来は大学の数学教授になるのが夢。13歳から本格的に地元の大学で数学のコースを受講し始めました。 目指すはMIT or Caltech! 


by あーちゃんママ

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