自閉症の子の親に宛てられた匿名の手紙

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先日ネットでこのような記事(ニュース)を目にしました。

「Family Of Boy With Autism Receives Shockingly Offensive Letter」


”A disturbing letter targeting a teen with autism has shaken the
boy's family and rallied the local community to their defense.


The anonymous note was sent to 13-year-old Max's grandmother's
house in Newcastle, Ontario, on Friday. Signed, "One pissed off mother,"
the letter refers to Max as a neighborhood "nuisance," "retarded"
and a "dreadful" noise polluter.


重い自閉症を抱えるマックス君(13歳)のオンタリオ州ニューキャッスルの
祖母の家に、”あるイラついた母親”とサインされた匿名の手紙が届いたそうで、
その中にはマックス君に対して、近所の”厄介者””知恵遅れ””恐ろしい騒音
公害”
などと言った言葉が使われていたようです。


           マックス君の家族に宛てられた匿名の手紙

e0326991_8524898.jpg


              (huffingtonpost.comより画像拝借)

この手紙の中には更に、

"Personally, they should take whatever non retarded body parts he
possesses and donate it to science. What the hell else good is he to
anyone!!!"


"Do the right thing and move or euthanize him!! Either way we are
ALL better off!!!"


「個人的に言いますと、(マックス君の)遅滞していない(?)体の部分を
科学の為に提供すべきではないかと。彼が社会のためにできることはそれ
くらいじゃないですか。」


「この地域から引っ越すか、それとも彼を安楽死させるべきです。
どちらを選んだにしても、私たちに平穏な暮らしをもたらしてくれること
になるでしょう!」


などと言ったようなかなり過激な発言が書かれていて、マックス君の母親の
カーラ・ベグリーさんは、手紙の中の自分の息子を安楽死させる事を提案
した部分に涙を流さずにはいられない様子だったそうです。


それにしても何とも大人気ないと言うか...(ため息)


この差出人は自らも母親であるという事で、一般の社会人(成人)だと思う
のですが、この手紙に書かれた内容や使われた言葉があまりにも感情的且つ
ひどく幼稚で、”幼稚園か小学校低学年のいじめか嫌がらせか?”と思って
しまいましたよ。002.gif

(”お前のかーちゃんデベソ”的レベル。)


この母親は明らかに問題解決のコミュニケーションスキルのレベルが低過ぎ
やしないか?と思ってしまいます。

(コンフリクトリゾルーションのスキルが欠けている。)


この母親が手紙の中で明らかにマックス君のノイズについて文句を言っている
と言うのはわかるのですが、その問題に対しての解決を試みているというよりも、
手紙の内容のほとんどがマックス君や彼の障がいそのものに対しての心ない言葉
の攻撃にて自らの怒りやフラストレーションを母親にぶちまけていると言った
ほうが近いのではないかと感じました。


こういう無慈悲な言葉が子供を育てる”母親”の口から出て来ると言うのが
何だか信じられませんが、まぁでも、こちらでは信じられないくらいかなり
”非常識”な人達も見て来てますので、結構あり得る話だろうなという感じ
がしますが。(情けないことですが。)


こんな相手に感情的に大きなダメージを与えるような過激な言葉を選ばなく
ても、自らの主旨を効果的に相手に伝える事ができますし、その方が問題を
解決するにあたっても効果的なはずだと思うのですが。


この手紙の差出人のコミュニケーションの仕方には確かに046.gifやれやれと首
を横に振ってしまったのですが、一方ではこの件についてのマックス君の
母親の発言についても色々と考えさせられる部分もありました。


この件をとりあげた別の記事(Karla Begley's Touching Response To
Hate Letter Targeting Her Son With Autism)
にてマックス君の母親
であるカーラさんは、「彼女の息子を含む、スペシャルニーズを抱える人達誰
もが一般の人達と同じ権利を持っているという事を認識するのが大切だ」

いうのを訴えている部分がありました。


確かに。

障がいを持つ人もその他の人達と同様の権利を持っています。


マックス君にも他の人達同様、家の庭にでて楽しむ権利があるのは確かです。


ただ、この手紙や記事からは状況などの詳しい情報が得る事ができないので
はっきりした事は言えないのですが、仮に、もし仮にこの手紙の差出人が
過度に誇大表現をしていず、実際マックス君が常に家の外で付近の住民が
警戒、又は迷惑をするほどの声を出していたとしたのであれば、その場合は
マックス君の障がい云々に関係なく、一個人の責任として他人に迷惑がかか
らないように親がある程度子供の行動を管理する責任があるのではないかと
思うのです。


障がいを持たない定型の子が家の外(庭)に出てノイズをだし近所に迷惑を
かけている場合と同じく、親としては自分の子供が他人に迷惑をかけない
ように子供の行動を取り締まるのは基本的な親の責任だと思うのですが。


個人の権利を主張しながらも、自らの基本的な責任やマナー、エチケット、
気配りを無視し、「障がいがあるのだから」と周りに特別扱い、又は特別な
配慮を”要求する”のは私からみると少し勝手がいいのではないかと言う気
がするのです。


ここでマックス君の母親が必ずしもそうだと言っているわけではありません。
ただ、信じられないようですが、私はこれまでにこういうメンタリティの人達
も結構見て来たもので...


(あっ、このブログを初めて訪れた方は私がギフテッドの子の母親であり、
障がいバッシングをしているようにとられるかもしれませんが、私の子供自身
3歳の時点で言葉も一切なく、問題行動も酷く当時、中度〜重度の自閉症
診断されていますので、私は障がい児の親でもあります。念の為。)


あーちゃんには「自閉症の診断」以外に重度の音声チック症もあるのですが、
あーちゃんに「他の生徒達と同様テストを受ける権利がある」からと言って、
テスト会場でチックの発作の為音声を出しまくり、他の生徒達に迷惑をかける
などといった行為は何としてでも避けるべき事です。


もちろんあーちゃんのチックはあーちゃん自身がどうする事もできないもの
ではありますが、公共の場にて迷惑をかけているのに「障がいだから仕方がない」
と、周りに”理解”や”特別な配慮”を要求するなど、逆にこちらの方が周りに
対しての考慮が欠けている事になると思うのです。


だから私はあーちゃんのチックが酷い時の受験などは、事前に試験センターや
学校などに申し出て、特別な部屋やプロクターなどをアレンジしてもらったり
していますし、センターや学校もそれらの申請に快く応じてくれてます。


(アメリカではこういったアコモデーションなどが法的に義務付けられている
ので、それらを利用する事によってある程度スペシャルニーズの”ニーズ”
は満たされますし、その為に法が制定されているのですから。)


こういう親の”当たり前の処置や対処”が取られてなく、周りに何らかの形で
迷惑や不快感を与えてしまう事になった場合、周りの「障がい」に対する印象
や見方などもネガティヴなものとして一定の固定観念や偏見として意識の中
に植え付けられ、反感を煽ることにもなり得るのではないかと思うのです。


私はここで、手紙の差出人が主張するように、マックス君が近所迷惑な声を
だしていたと決めつけているわけではありません。

ここではあくまでも、”もしマックス君が実際近所に迷惑をかけていたとすれば”
と言う「仮定」で話しています。


実際、記事の中で母親は差出人の文句(マックス君の騒音)について否定して
いる部分は見られず、

”I wish people would be more understanding. Trust me, if there's
behavior ruining someone else's day, it's ruining mine and I want
to deal with it!"

と、ある意味彼の行動は自らも充分認識している事を示唆させる文章もあり、
私としては母親の精神的な”行き詰まり感”が感じられました。


この差出人の幼稚で非人道的な残酷な言葉の攻撃はさておき、(これらが酷い
ものである事は明らか)もし仮に、実際彼女の苦情が妥当なものであるとすれば、
(マックス君が常に大きな声をだし近所に迷惑をかけていた)記事でメインの
フォーカスとして大きくとりあげられている”差出人の人格”以外の面について
も少し目を向ける必要もあるのではないか?と思ったのでした。


マックス君の母親が”周りの理解や思いやり”以上に必要なのは、マックス君
の抱えたチャレンジを対処する為のプロによるヘルプもあるのではないかと。


まぁ、もちろんこれはアメリカ(カナダ?)での話で、日本の状況とはまた
違っていると思いますが、こういう問題は”他人に対する思慮や思いやり”の
部分が欠けている事によって生じる/悪化する部分も多少はあるのではないか
と思います。


こちらに住んでいると、「本当にごく当たり前の基本的な配慮」などが欠けて
いる人達(行動)もよく見たりして、私自身驚かされる事も結構あります。


いずれにせよ、いち母親が、こういった内容自体にほとんどサブスタンスが
ない、怒りをぶつけ人を侮辱する事が主な目的かのような酷いヘイトメール
(hate mail)を別の母親に送るという事が、子供を育てる同じ母親として、
何だか無性に情けなくやるせない気持になりました。



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by mathgifted | 2013-09-03 04:23 | ママのつぶやき


数学が得意な16歳の2E kid(ASD&ギフテッド) あーちゃんの毎日を綴っています。ネバダの山奥で熱愛する数学を修行中!将来は大学の数学教授になるのが夢。13歳から本格的に地元の大学で数学のコースを受講し始めました。 目指すはMIT or Caltech! 


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