カテゴリ:ママのつぶやき( 5 )

「1万時間の法則」は正しくない?

かなり前の話になりますが、去年の秋、車を買い替える為に訪れたカーディラーで、
契約の際、私達のファイナンスを担当してくれた人と個人の才能や成功やらの話
になり、その人からMalcolm Gladwell「Outliers: The Story of
Success」(天才!成功する人々の法則)という本を推薦されました。


*それについての詳しい経緯はこちらの過去記事へ。



その後、早速その本をアマゾンで購入し、読むのを楽しみにしていたので本が
届いてから即座に読み始めたのですが、チャプターを読み進めて行っていくうち
に、自分でも何とも説明し難いモヤモヤとした気持ちがだんだんつのっていく
のを感じていました。


この本の著者、マルコム・グラッドウェル氏の言わんとする事もわからない訳
ではないのですが、(彼の観察や洞察などうなずける部分もかなりあるし)でも
各チャプターであげられている例やポイントを読んでると、成功(天才的と言わ
れるようなアチーブメントを達成)する要因として、時と場所、時代背景、運、
好機、個人の置かれた状況などといった”外的要因”に強く重点が置かれ、個人
の資質や才能の部分においては無視しているか、もしくは過小評価しているか
のような印象を受けたんですよねぇ。


もちろん、成功を収める為には周りの環境や個人の努力の部分も必要不可欠な
要素だと言うのは言うまでもなく、著者も「個人の潜在能力や才能」の存在を
否定し、”適切な環境や好機、努力で誰もが天才になれる(成功する)”と主張
しているわけではない、というのはわかっているのですが、でも私からすると
彼の結論(示唆?)は、その根拠となる要因(観察やデータ、事例など)の考察
があまりにも雑というか、その他の可変性要因を無視しているかのような、か
なり偏ったものの見方で結論付けをしているかのように思えたんです。


特に、The 10,000-hour Rule(1万時間の法則)のチャプターを読んで、
”練習時間”以外の様々な要因を完全に無視したような、あまりにも極度に単純化
された見方に呆れ返ってしまい、それ以上この本を読む気を失くしてしまい
ましたよ。


まぁ、でもこの後もしかしたら面白いポイントが学べるかもしれないと思い、
このすぐ後の、”The Trouble with Geniuses”と言うチャプターを読み始めた
のですが、ここで完全にこの本の”方向性”が掴めたので、その時点で読むのを
やめてしまいました。

だから告白しますと、私はこの本を最後まで読んでいません。


この本を推薦してくれたカーディラーのファイナンスの人には申し訳ないけど、
(彼はすごくこの本に感銘を受けたようでした。)でも正直言ってこの世に
ギフテッドの子供を持つ親達の間で、どれだけの人がこの本が伝えようとする
メッセージに賛同するだろうか?と思ってしまいましたよ。


で、その後この本についても忘れてしまっていたのですが、少し前私の愛読の
Lifehackerのブログでこのような記事を発見!



こちらが日本語版です。




ここに出て来る「1万時間の法則」は、

”どんな分野のスキルでも、達人のレベルまで高めるには、だいたい1万時間くらい
の練習が必要だという法則”


というものなのですが、この記事では米国プリンストン大学が行った「自覚的練習」
に関する研究、分析結果が書かれていました。


”プリンストン大学の研究では、「自覚的訓練」に関する他の88件の検鏡について
分析しました。そこからわかったのは、練習が技量に与える影響の大きさはスキル
の分野によって異なり、スキル習得のために必要な時間は決まっていないという
ことです。”


それはそうでしょう〜〜〜〜。015.gif

”練習が技量に与える影響の大きさはスキルの分野によって異なる”という点を考え
ると、個人の適性や資質、才能などの要素の影響を無視する事はできないでしょう。

(ゲームが21%に対して、教育が4%、専門職が1%という数値は”何らかの要因”を
物語っているように思えますが。)


記事にも書かれているように、

”統計的観点から見ても理論的観点から見ても、「自覚的訓練」が重要なのは間違
いありません。単に、これまで論じられてきたほど重要ではないというだけのこと
です」と、研究を行ったMacnamara師は述べています。科学者達が現在問うべき
重要な問題は、「練習以外に何が重要か?」です”


と、練習時間以外の「その他の要因(variables-可変性要因)」を考察する事に
目を向けるべきではないかと私も思います。


尚、こちらの記事でこのトピックについて更に詳しい事が読めます。



人並み以上のパフォーマンスやアチーブメントを達成するためにはもちろん
練習は欠かせません。


私自身、適切な環境や機会、努力の大切さも十分心得ていて、あーちゃんにも
それらの大切さを伝えています。


でもこのトピックについて私が同意する部分が、上記にリンクしたTimeの記事
内に出て来たScott Barry Kaufman氏の言葉で、


”...the debate is really one over priority; innate talent invariably plays a role
in proficiency, but so does training to hone that talent. “The field needs to
move beyond such simplistic questions as ‘Is it practice or talent?’ and
needs to look at the whole wide range of personal characteristics involved,”
he says.”


と、”練習かタレント(能力)か?”と言った過度に単純化した問いを超えた、
更に幅広い範囲の個人の特徴に目を向けるべき”という見方に大いに賛同します。


ちなみにKaufman氏の言う”whole wide range of personal characteristics"
と言うのは、”体型、性格、知的能力、想像力、創作性、モチベーション、情熱
インスピレーション、などと言った、幅広い範囲の個々の独特な特徴の数々を
含む様です。


そしてライフハッカーの記事の中に書かれていた、

”練習しても身につかなければ、途中でやめてしまっても良いという考え方を
知っておくのも賢明です。”


という部分にも個人的に同意します。


私は基本的に合理主義なので、どれだけ時間やエネルギーを費やし努力して
いるのにもかかわらず、実際望ましい結果を見る事ができない場合など、
(結果が見えないどころか逆効果になっている場合など特に!)”一旦始めた
事は最後まで諦めずに頑張る”と言った”根性”や”根気”を評価するタイプの人間
ではないので、自らのスキルや能力、素質を客観的に見極め、適していないと
思ったらそれを諦め別の方向に進む判断力と実行力も、個人が生きて行く上で
の大切なスキルだと思っています。


(どうもがきあがいても1日24時間しかないんですし、やはり限られた時間は
効果的に費やさないと!苦笑)


いつもご訪問ありがとうございます!

ブログ村のランキングに参加しています。
お帰りの際、応援のクリックを押して頂けると
更新の励みになります。

ポチっとよろしくお願いします〜! ♪♪♪ d(`Д´)b♪♪♪ Thanks!!

にほんブログ村 子育てブログ 2Eチャイルド育児へ
にほんブログ村

[PR]
by mathgifted | 2014-09-20 08:37 | ママのつぶやき

本当はどっちなのだろう?

今朝、Facebookで見つけた動画です。





タイトルに、”Dog helps fish to survive"とあり、ビデオを観る
限りでは、犬が死にかけている魚に鼻で水をすくってかけてあげてるよう
に見え、(すごい!この犬賢いし、優しい!)と、えらく感動してしま
ったのですが、このビデオのコメント欄に、


Sorry to burst your bubble but.. the Dog isn't trying to save the fish.
He think's he is burying it. He's using the water to bury it but doesn't
realize that water is not dirt, and hence he cannot successfully do
the job properly. Canines are not intellectual enough to know that
a fish needs water to "breathe" or survive.”


と書かれていたのを読み、(なるほど〜、そう言われてみればそういう
見方もあったか!)と再度考えさせられたのでした。



私も子供の頃、そして大人になってからも長い間犬を飼っていた事が
あり、犬の様々な行動を観察する機会があったので、犬の知性や特質、
行動パターンについてもそれなりに認識があるつもりではいたのですが、
でもこのビデオにでてくる犬の行動を観て、実際のところ「魚を救おう
として水をかけている」のか、それとも「魚を(食べ物と見なし)土
の代わりに(土がないので)”水”で埋めようとしているのか」、実際
のところどちらなんだろうと考えてしまいました。


私も感動している人をがっかりさせたくはないのですが、もちろん犬
ってとても賢い動物で、それなりの基本的な”考える力”(ロジック)は
備わっているとは思いますが、一般的な犬の知的能力から判断すると、
私も上の人のコメントの、

Canines are not intellectual enough to know that a fish needs water
to "breathe" or survive.”

と言う見方に同意するかなぁ。


あっ、もちろん犬の種類や(このビデオの犬は柴犬っぽい?)その犬
それぞれのこれまでの”経験”(学習)などによっても”考える力”が違って
来るとは思いますが、でも基本、一般の犬にはそこまでの思考能力は
ないように思えます。


もしこの犬が飼い主に連れられ、よく「釣り」の光景を観察していて、
「魚が生きる為には水が必要」という公式が頭の中に存在していて、
それプラス(魚が可哀想、助けてあげたい)と言った「共感性、慈悲」
の気持ちが加わり、(これも動物の場合、どこまで発達しているんで
しょう?)ビデオに観られる行動をとっていたとしたら、もうこれは
本当にすごいと感動してしまいます。


私は犬の専門家ではないので犬の認知に関してはよくわかりませんが、
でも実際のとことは大抵の犬は横になっている魚を見ると、「生き物」
と言うよりも「食べ物」と見てしまい、「土に埋める」という、犬の
持つ本能的な衝動の赴くままにとった行動ではないかと思ったりしました。


(うちで飼っていた犬達も土に限らず、よく色んなオブジェクトを鼻
でかけようとしてました。)


でも私も上のコメントを読まなかったら「食べ物を埋めようとしている」
と言う可能性なんか気がつかなかったんではないかと思います。


タイトルを見た時点で脳が「魚を助けている犬」という情報を受入れて
しまって、それ以外の解釈のオプションをシャットアウトしてしまった
ような感じがしましたよぉ。

何だか怖いですねぇ〜。002.gif


まぁ、こう感じるのは単純な私の脳だけかもしれませんが。


それにしてももしこのワンちゃんが実際、魚を救おうとして水をかけて
あげてるとしたら、本当にすごいですよね!



いつもご訪問ありがとうございます!

ブログ村のランキングに参加しています。
お帰りの際、応援のクリックを押して頂けると
更新の励みになります。

ポチっとよろしくお願いします〜! ♪♪♪ d(`Д´)b♪♪♪ Thanks!!★

にほんブログ村 子育てブログ 2Eチャイルド育児へ
にほんブログ村
[PR]
by mathgifted | 2014-08-14 03:51 | ママのつぶやき

な〜んかね〜...(-_-)

ここ最近、ギフカテ内のとあるブログの記事に寄せられた一連のコメント
を読んでいて、何だかずっと胸がモヤモヤしてました。


その方のコメ欄に書込みすべきか?としばらく悩んでいましたが、過去
にもギフカテ内をかなりお騒がせした身ですので、(笑)また私が横から
色々と首を突っ込むとブログ主さんにご迷惑をかける事になると思い、
大人しくしている事にしてました。


でもですね...


自分自身も同じような経験がある事から、胸のモヤモヤを抑えようとすれ
ばするほどそれらがさらに大きく膨れ上がっていってるのを感じたのと、
後、やはり、(私の場合はあくまでも個人的なレベルに過ぎませんが、)
世間に少しでもギフテッドについての知識や情報、理解を広めて行きたい
という思いがある私にとっては、ここで「よそ様のことだから、余計な事
に首を突っ込まない方がいい」というスタンスは、「何もしない事の悪」
のようにも思えたんですよねぇ。(相変わらず大袈裟?)


という事で、細かい話の内容には触れずして、とりあえず私が言いたかっ
た事を自分のブログでぶちまけようと思います。


なんかねぇ〜。 (-_-)


世間には何か新しいアイデアを唱えたり、活動を始めようとする人に対し
てすぐにあれこれと、「こういう問題も出てくるんじゃないですか?」
「こういう点は考えたのでしょうか?」などと、あれこれと予想される
であろう問題点を持ち出して来て、彼らのポジティヴスピリットに水を
さすような人がいるんですよねぇ。


もちろん何事にしても物事にはいくつかの側面があって、ポジティヴな
部分とネガティヴな部分、メリット、デメリットというものがあって、
活動を起こす事によって生じる問題もでてこないとは言えないでしょう。


だからこそ、物事を始めるにあたって、そういった「一般に予測し得る
問題点」などはもちろんよく考慮して、適切な判断、決定をしていけば
いいのだと思います。


それを「もしかしたらこういう問題も出て来るかもしれない」と、全体
的にみるとまさにごく少数にみられるかもしれないシナリオを危惧し、
総括的に見ると多くの人達に利益をもたらすであろうと思える活動(機関)
を始める前からあれこれと異議を唱え、出鼻をくじくという態度は、はっ
きりいって私には理解出来ずいつも困惑してしまいます。


活動を行っているうちに、新たな問題点が上がればその都度適切な処置
や対処をして問題を解決して行けばいいのですし、こうかもしれない、
ああかもしれない、だからやめておこう、では何も先に進みませんよ。


又、ある一定の機関や団体に参加するかはあくまでも個人がそれぞれ判断
して決断するものなので、その団体のポリシーや哲学、やり方が自分の望
んでいるものと合っていなければ、別に参加しなくてもいいわけですから。



ギフテッドと発達障害とでは特徴が似ている部分があり、例えば子供が
感覚過敏の特徴を見せているとして、「ギフテッドのOE」という概念を
親が”素人判断”であてはめることで、障害への対応が遅れる子供も出て
くる可能性もある、というのも理解出来ます。


でも、私の考えとしては、親が正しい知識や情報不足で勝手に素人判断
をしない為にも、尚更「ギフテッド」「発達障害」についてあらゆる
個人的、専門的知識や情報を交換したり共有したりできる機関の存在が
役に立つのではないかと思うのですが。


まぁ、成人期間をほとんどアメリカで過ごしている私は、日本社会に
ついては疎いので、「よくわかってない者は黙っていろ!」と言われる
かもしれないのですが、でも私が最近感じたある一定の傾向として
つい、


”Great spirits have always encountered opposition from
mediocre minds. The mediocre mind is incapable of
understanding the man who refuses to bow blindly to
conventional prejudices and chooses instead to express
his opinions courageously and honestly."



という、アインシュタインの言葉を思いだしたもので...



何はともあれ主に言いたかった事は、


ようたさん、私はあなたの勇気に励まされ、インスパイアされています。
あれこれと外野がうるさいかもしれませんが、海の向こうから応援して
ますのでとにかく頑張って下さいね!




いつもご訪問ありがとうございます!

ブログ村のランキングに参加しています。
お帰りの際、応援のクリックを押して頂けると
更新の励みになります。

ポチっとよろしくお願いします〜!

にほんブログ村 子育てブログ 2Eチャイルド育児へ
にほんブログ村
[PR]
by mathgifted | 2014-06-20 11:44 | ママのつぶやき

自閉症の子の親に宛てられた匿名の手紙

にほんブログ村のランキングに参加しています。
応援のポチを頂けると嬉しいです。
    ↓ 
にほんブログ村 子育てブログ ギフテッドチャイルド育児へ


先日ネットでこのような記事(ニュース)を目にしました。

「Family Of Boy With Autism Receives Shockingly Offensive Letter」


”A disturbing letter targeting a teen with autism has shaken the
boy's family and rallied the local community to their defense.


The anonymous note was sent to 13-year-old Max's grandmother's
house in Newcastle, Ontario, on Friday. Signed, "One pissed off mother,"
the letter refers to Max as a neighborhood "nuisance," "retarded"
and a "dreadful" noise polluter.


重い自閉症を抱えるマックス君(13歳)のオンタリオ州ニューキャッスルの
祖母の家に、”あるイラついた母親”とサインされた匿名の手紙が届いたそうで、
その中にはマックス君に対して、近所の”厄介者””知恵遅れ””恐ろしい騒音
公害”
などと言った言葉が使われていたようです。


           マックス君の家族に宛てられた匿名の手紙

e0326991_8524898.jpg


              (huffingtonpost.comより画像拝借)

この手紙の中には更に、

"Personally, they should take whatever non retarded body parts he
possesses and donate it to science. What the hell else good is he to
anyone!!!"


"Do the right thing and move or euthanize him!! Either way we are
ALL better off!!!"


「個人的に言いますと、(マックス君の)遅滞していない(?)体の部分を
科学の為に提供すべきではないかと。彼が社会のためにできることはそれ
くらいじゃないですか。」


「この地域から引っ越すか、それとも彼を安楽死させるべきです。
どちらを選んだにしても、私たちに平穏な暮らしをもたらしてくれること
になるでしょう!」


などと言ったようなかなり過激な発言が書かれていて、マックス君の母親の
カーラ・ベグリーさんは、手紙の中の自分の息子を安楽死させる事を提案
した部分に涙を流さずにはいられない様子だったそうです。


それにしても何とも大人気ないと言うか...(ため息)


この差出人は自らも母親であるという事で、一般の社会人(成人)だと思う
のですが、この手紙に書かれた内容や使われた言葉があまりにも感情的且つ
ひどく幼稚で、”幼稚園か小学校低学年のいじめか嫌がらせか?”と思って
しまいましたよ。002.gif

(”お前のかーちゃんデベソ”的レベル。)


この母親は明らかに問題解決のコミュニケーションスキルのレベルが低過ぎ
やしないか?と思ってしまいます。

(コンフリクトリゾルーションのスキルが欠けている。)


この母親が手紙の中で明らかにマックス君のノイズについて文句を言っている
と言うのはわかるのですが、その問題に対しての解決を試みているというよりも、
手紙の内容のほとんどがマックス君や彼の障がいそのものに対しての心ない言葉
の攻撃にて自らの怒りやフラストレーションを母親にぶちまけていると言った
ほうが近いのではないかと感じました。


こういう無慈悲な言葉が子供を育てる”母親”の口から出て来ると言うのが
何だか信じられませんが、まぁでも、こちらでは信じられないくらいかなり
”非常識”な人達も見て来てますので、結構あり得る話だろうなという感じ
がしますが。(情けないことですが。)


こんな相手に感情的に大きなダメージを与えるような過激な言葉を選ばなく
ても、自らの主旨を効果的に相手に伝える事ができますし、その方が問題を
解決するにあたっても効果的なはずだと思うのですが。


この手紙の差出人のコミュニケーションの仕方には確かに046.gifやれやれと首
を横に振ってしまったのですが、一方ではこの件についてのマックス君の
母親の発言についても色々と考えさせられる部分もありました。


この件をとりあげた別の記事(Karla Begley's Touching Response To
Hate Letter Targeting Her Son With Autism)
にてマックス君の母親
であるカーラさんは、「彼女の息子を含む、スペシャルニーズを抱える人達誰
もが一般の人達と同じ権利を持っているという事を認識するのが大切だ」

いうのを訴えている部分がありました。


確かに。

障がいを持つ人もその他の人達と同様の権利を持っています。


マックス君にも他の人達同様、家の庭にでて楽しむ権利があるのは確かです。


ただ、この手紙や記事からは状況などの詳しい情報が得る事ができないので
はっきりした事は言えないのですが、仮に、もし仮にこの手紙の差出人が
過度に誇大表現をしていず、実際マックス君が常に家の外で付近の住民が
警戒、又は迷惑をするほどの声を出していたとしたのであれば、その場合は
マックス君の障がい云々に関係なく、一個人の責任として他人に迷惑がかか
らないように親がある程度子供の行動を管理する責任があるのではないかと
思うのです。


障がいを持たない定型の子が家の外(庭)に出てノイズをだし近所に迷惑を
かけている場合と同じく、親としては自分の子供が他人に迷惑をかけない
ように子供の行動を取り締まるのは基本的な親の責任だと思うのですが。


個人の権利を主張しながらも、自らの基本的な責任やマナー、エチケット、
気配りを無視し、「障がいがあるのだから」と周りに特別扱い、又は特別な
配慮を”要求する”のは私からみると少し勝手がいいのではないかと言う気
がするのです。


ここでマックス君の母親が必ずしもそうだと言っているわけではありません。
ただ、信じられないようですが、私はこれまでにこういうメンタリティの人達
も結構見て来たもので...


(あっ、このブログを初めて訪れた方は私がギフテッドの子の母親であり、
障がいバッシングをしているようにとられるかもしれませんが、私の子供自身
3歳の時点で言葉も一切なく、問題行動も酷く当時、中度〜重度の自閉症
診断されていますので、私は障がい児の親でもあります。念の為。)


あーちゃんには「自閉症の診断」以外に重度の音声チック症もあるのですが、
あーちゃんに「他の生徒達と同様テストを受ける権利がある」からと言って、
テスト会場でチックの発作の為音声を出しまくり、他の生徒達に迷惑をかける
などといった行為は何としてでも避けるべき事です。


もちろんあーちゃんのチックはあーちゃん自身がどうする事もできないもの
ではありますが、公共の場にて迷惑をかけているのに「障がいだから仕方がない」
と、周りに”理解”や”特別な配慮”を要求するなど、逆にこちらの方が周りに
対しての考慮が欠けている事になると思うのです。


だから私はあーちゃんのチックが酷い時の受験などは、事前に試験センターや
学校などに申し出て、特別な部屋やプロクターなどをアレンジしてもらったり
していますし、センターや学校もそれらの申請に快く応じてくれてます。


(アメリカではこういったアコモデーションなどが法的に義務付けられている
ので、それらを利用する事によってある程度スペシャルニーズの”ニーズ”
は満たされますし、その為に法が制定されているのですから。)


こういう親の”当たり前の処置や対処”が取られてなく、周りに何らかの形で
迷惑や不快感を与えてしまう事になった場合、周りの「障がい」に対する印象
や見方などもネガティヴなものとして一定の固定観念や偏見として意識の中
に植え付けられ、反感を煽ることにもなり得るのではないかと思うのです。


私はここで、手紙の差出人が主張するように、マックス君が近所迷惑な声を
だしていたと決めつけているわけではありません。

ここではあくまでも、”もしマックス君が実際近所に迷惑をかけていたとすれば”
と言う「仮定」で話しています。


実際、記事の中で母親は差出人の文句(マックス君の騒音)について否定して
いる部分は見られず、

”I wish people would be more understanding. Trust me, if there's
behavior ruining someone else's day, it's ruining mine and I want
to deal with it!"

と、ある意味彼の行動は自らも充分認識している事を示唆させる文章もあり、
私としては母親の精神的な”行き詰まり感”が感じられました。


この差出人の幼稚で非人道的な残酷な言葉の攻撃はさておき、(これらが酷い
ものである事は明らか)もし仮に、実際彼女の苦情が妥当なものであるとすれば、
(マックス君が常に大きな声をだし近所に迷惑をかけていた)記事でメインの
フォーカスとして大きくとりあげられている”差出人の人格”以外の面について
も少し目を向ける必要もあるのではないか?と思ったのでした。


マックス君の母親が”周りの理解や思いやり”以上に必要なのは、マックス君
の抱えたチャレンジを対処する為のプロによるヘルプもあるのではないかと。


まぁ、もちろんこれはアメリカ(カナダ?)での話で、日本の状況とはまた
違っていると思いますが、こういう問題は”他人に対する思慮や思いやり”の
部分が欠けている事によって生じる/悪化する部分も多少はあるのではないか
と思います。


こちらに住んでいると、「本当にごく当たり前の基本的な配慮」などが欠けて
いる人達(行動)もよく見たりして、私自身驚かされる事も結構あります。


いずれにせよ、いち母親が、こういった内容自体にほとんどサブスタンスが
ない、怒りをぶつけ人を侮辱する事が主な目的かのような酷いヘイトメール
(hate mail)を別の母親に送るという事が、子供を育てる同じ母親として、
何だか無性に情けなくやるせない気持になりました。



ブログをご訪問して頂きありがとうございます。

お帰りの前に、1日1回応援のクリックをしていただけると更新の
励みになります。
     ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 子育てブログ ギフテッドチャイルド育児へ

[PR]
by mathgifted | 2013-09-03 04:23 | ママのRandom Thoughts

あーちゃんの凸凹について考える

にほんブログ村のランキングに参加しています。
応援のポチを頂けると嬉しいです。
    ↓ 
にほんブログ村 子育てブログ ギフテッドチャイルド育児へ

ブロ友、チョコ君のママさん「でこでこぼこって何だろう? 」という記事とその
コメント欄を読んでいて、私自身、ふとあーちゃんの凸凹について色々と考えさせ
られてしまいました。


あーちゃんは親の私から見ると、ありとあらゆる分野の能力やスキルにおいて、
かなり激しい凸凹があると思うのですが、でもIQテストや学力達成テスト、実力
テスト、そして学校での授業や成績などにおいてはかなり高い”アチーブメント”
(達成)を示しているため、”学習上においての困難がみられない”という事で、
これといって特別な「学習障害」(LD)の診断はおりてません。


私が日頃あーちゃんの様子を見る限りでは、字の汚さ、書く事の辛さ(習字障害)
や、数学において、図形や幾何学の問題に対する困難さ、そして一般に空間認知
を必要とする活動においてなどにかなり手こずっているのが一目瞭然であります。



が、自閉症の診断が下って以来、これまでいくつもの数と種類の知能テストや学力
テストを繰り返し、何人もの違った心理士や専門家達に診てもらってきましたが、
LDについての話題を持ち上げられる事は今まで一度もありませんでした。


(こちらが持ち出しても、”その疑いは見られない”と結構軽くあしらわれる
 ばかりでしたねぇ。)


あーちゃんが8歳の時、私達は学区指定のサイコロジストではなく、プライベート
の専門家を訪れ、アセスメントをしてもらいました。



この専門家、Dr. Palmerはギフテッドのアセスメントだけでなく、Learning
Disability Assessment
の専門家でもあるという事で、私達はIQテストだけ
でなく、LD Testingの方もやってもらったのですが、やはりあーちゃんの場合、
確かにIQテストの下位検査や項目の間の数値に大きな凸凹はみられるものの、
基本的には”能力テスト”(IQ)が表示する”可能性”が学力達成テスト”で充分に
活かしきれている、という事で、あーちゃんの凸凹は、ギフテッドによく見ら
れる、”能力、スキルの不均等asynchronous development(非同時期性
発達)による部分からきているほうが大きいだろうという事でした。



まぁ、確かに、知能の分野と社会性、知能と精神的な成熟、知能と身体的
(運動能力)などの不均等については、”ギフテッドならでは”の凸凹だという
のは理解できます。



又、認知的分野においても、ギフテッドの人達は一般の人口と比べても言語能力、
視覚空間認知、処理速度、メモリーなどの分野で、大きな凸凹が観察出来ると
いうのは、Dr. Palmerもおっしゃってました。


(知能指数が高ければ、この数値の凸凹は更に極端になるそうです。)


だからあーちゃんの”認知的分野での激しい凸凹”も、広いスコープで見る
ならば、”ギフテッドによくみられがちな認知スタイルやパターンの違い”
言った域に収まるレベルなのかもしれません。


(クリニカル(医学的に診断が下るほど)のレベルではない。)



ちなみに、Dr. PalmerにやってもらったStanford-Binet 5というIQテスト
では、言語性IQ(144)非言語性 IQ(131)の間に13の差、流動性知能
(141)
結晶性知能(123)の間に18、そしてこれが一番びっくりしたの
ですが、下位検査の”言語性知識”(18)”非言語性知識”(10)の間は”8”
もの差があり(これは標準数値ではなく下位検査数値(1~19)これだけの差
は何か問題点を示唆しているのではないか?と心配し、Dr. PalmerにLD
可能性を確かめたところ、(テスト後のメールでのやりとりで。)



”Yes, there is big difference between verbal and nonverbal knowledge
subtest scores. I believe the NV score is partly based on his learning
style and perhaps partly based on attention. He may not have been as
interested or tuned in to the pictures as he was to the word problems/
stimuli. May be partly because he is more of a verbal learner, and may
be partly because he was simply a little distracted on this one subtest
for some reason. The scaled score of 10 is average, not an area of
deficit compared to the normative population. Keep in mind that
many/most kids and adults have significant variation in subtest scores."


と言う返事が返って来たのでした。


Dr. Palmerの見たところによると、あーちゃんの”非言語性知識”の下位検査
の数値が低かったのは、学習スタイルによるものもあるかもしれないし、又は
”絵”(視覚)による問題や刺激は、”言葉”(言語)によるものと比べてそれ
ほど関心がわかなかったせいもあるかもしれないし、あーちゃんが”言語による
学習向き”
なのもあるかもしれないし、何らかの理由で、この下位検査の際、
あーちゃんの注意が散漫になっていたという可能性もある。


下位検査の”10”という数値は、標準と比較しても”平均値”であり、"不足や
欠乏”ではない。 多くの、又はほどんどの子供や大人が下位検査の中で、
大きな数値の違いがあるという事を頭に入れておいて欲しい、というような
事が説明されてました。



結局知能テストや下位検査の数値に大きな凸凹があったにしても、凹の数値が
どの”値”にあるか、という事で見方も違ってくるのかもしれませんし、例え
凹の数値が”平均値以内”だとしても、その個人のその他のテストや情報、観察
などを総括的に見て判断すべきなんでしょうね。


親としてはつい、凸のレベルを”標準ライン”と見てしまい、凹の部分を必要
以上に”過小評価”する傾向にあるのかもしれません。

(私だけかもしれませんが。苦笑)


私が”感じる”あーちゃんの凹の部分”も、私が”親としての期待”にあふれた、
あまりにも”主観的な目”で見過ぎているだけなのかもしれません。


確率や統計、代数や数論などといった分野の問題にはまるで”難なく”対応
しているのに、”図形”や”幾何学”の分野ともなると、その能力が少し
”パワーダウン”してしまえるかのように見えるのですが、そういった分野で
さえ、普通の12歳の子という視点で見ると、平均以上の能力やパフォーマンス
を見せているのかもしれません。

(いや、きっとそうだと思います。)


親の方も凸凹という概念において、視点の調整が必要だなぁ、なんて思ったり
したのでした。


(でも本当、ギフテッド、特に2Eの場合、何から何まで標準から逸脱しすぎて、
 時々何を基準にしたらいいかさっぱりわからなくなる事がありますよぉ〜!汗)




ブログをご訪問して頂きありがとうございます。

お帰りの前に、1日1回応援のクリックをしていただけると更新の
励みになります。
     ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 子育てブログ ギフテッドチャイルド育児へ
にほんブログ村
[PR]
by mathgifted | 2013-06-08 11:09 | ママのRandom Thoughts


数学が得意な15歳の2E kid(ASD&ギフテッド) あーちゃんの毎日を綴っています。ネバダの山奥で熱愛する数学を修行中!将来は大学の数学教授になるのが夢。13歳から本格的に地元の大学で数学のコースを受講し始めました。 目指すはMIT or Caltech! 


by あーちゃんママ

画像一覧

S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

カテゴリ

はじめに
あーちゃん
あーちゃんの作品
Gifted
2E
Math(数学)
Proof School
Middle School
High School
University
Language Arts
Japanese
Science
SAT/ACT
Social Studies
Reading
自宅学習
学習/教育
Resources
Awards
iPad
お薦めの本
自閉症/ADHD
脳について
ソーシャルスキル
実行機能(EF)
Life Skills
Exercises
Memories
育児
Psychology
Health/Medical
Arts
英語の記事・情報
あーちゃんママ
ママのつぶやき
あーちゃんパパ
Quirky Family
Family Outings
日々の出来事
アメリカ生活
TV番組/映画鑑賞
その他もろもろ

最新の記事

ご訪問ありがとうございます
at 2016-02-15 07:26
あーちゃんの2014年を振り返る
at 2014-12-31 15:37
あーちゃんとデート
at 2014-12-30 12:36
あちゃー!あーちゃん (ノ_..
at 2014-12-29 12:31
二人でCOSMOSにハマってます
at 2014-12-28 09:10
ご近所のクリスマスデコレーシ..
at 2014-12-26 09:37
クリスマスイブだと言うのに...
at 2014-12-25 10:37
SAT '14の結果
at 2014-12-24 11:31
Ten best Gifte..
at 2014-12-23 12:42
春学期のコース
at 2014-12-22 10:10

以前の記事

2016年 02月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月

メモ帳

最初のブログ
あーちゃんはmath kid
もよろしくお願いします!

今まで家族で訪れた場所や自然の風景、家族との何気ないひと時などの癒し系写真を集めた私のもう一つのブログです。
Carpe diem
e0326991_03350338.jpg

フォロー中のブログ

日常の小さな魔法
mama's recipe
陽のあたる場所  + が...
あーちゃんはmath kid
Curious Ryon...
Gifted☆
シアトルで子育て
ギフテッドの子の一日
でこぼこギフテッド
毎日ギフテッドかあさん
僕と数。
* 緑の中の台所 *
凸凹な僕たち
でこぼこワンダーランド
アメリカのギフテッド&2e情報
The Curious ...

外部リンク

記事ランキング

ライフログ


Misdiagnosis And Dual Diagnoses Of Gifted Children And Adults: ADHD, Bipolar, OCD, Asperger's, Depre


Different Minds: Gifted Children With Ad/Hd, Asperger Syndrome, and Other Learning Deficits


A Parent's Guide to Gifted Children

その他のジャンル

ブログジャンル

子育て
教育・学校

画像一覧