死体農場のドキュメンタリー映画

カリフォルニアに行っていた5日間の間、日中は午前中から夕方まで車で混んだ
ベイエリアの街や、スタンフォード大学内をあちこち移動しまわり、色々な人達
と話たりして過ごし、夜はパパの親戚の人達と外食したり、随分遅くまでキャッチ
アップのおしゃべりしたりと、ず~と人との交流が絶えず、内向型で1人の時間
を必要とする私にとってはかなりストレスフルな日々でもありました。


(普段は比較的マイルドなベイエリアの気候も、私達が滞在中はヒートウェーブ
の真っ最中で、とにかく暑くて肉体的にもしんどかったので、5日目の時点では
私もかなり精神的、肉体的の限界の状態にきてました。・・・(;´Д`))


で、体力/精神力のリチャージの為にも1人で過ごす時間が必要だった私は、帰宅
した数日間ほどは1人ベッドルームにこもり、ブログの更新をしたりして自分だけ
の静かなひと時を堪能しながら過ごしました。


その間は夜も遅くまで夜更かしして、溜まっていたテレビドラマを観たりして
くつろぎました。


そんな中、ふと久しぶりにNetflixをブラウズしていると、「Biography of a
Corpse」
と言う National Geographicの番組のタイトルが目にとまり、もしや
と胸をときめかせる(?)思いで作品のインフォを読むとやっぱり!


実はこれ、私が以前読んだ本、「Death's Acre: Inside the Legendary
Forensic Lab the Body Farm Where the Dead Do Tell Tales」

ドキュメンタリー映画バージョンとも言える作品だったではありませんか!


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        「Death's Acre: Inside the Legendary Forensic Lab the
            Body Farm Where the Dead Do Tell Tales」


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                    「実録 死体農場」

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すぐさまブラウズしている手を止め、このドキュメンタリー映画の”プレー”
ボタンを押して見始めてましたよぉ~!


私はこちらで学生やってた時、(もう20年以上も前の話ですが!)人類学のクラス
を取った事があり、文化人類学のクラスへの興味はイマイチでしたが、Physical
Anthropology
(自然人類学,形質人類学)の分野に魅せられてしまい、特に元々
犯罪捜査関係にも関心があったせいか、Forensic Anthropology(法医人類学)
はかなり情熱的にハマリこんでしまってたんですよねぇ。


(何と言っても教授自身がとても情熱的な方でして、彼女はアカデミックな分野
のみならず、講義をしていない時は地元の警察の事件調査に携わり、(身元確認
など)その専門知識を大いに実践に活かしていたようです。

(テレビ番組のボーンズを観ると、ついこの教授を思いだしてしまう。)


この映画(&本)のテーマとなっている”The Body Farm”「死体農場」は、
テネシー大学人類学研究施設のニックネームで、この施設(敷地)は身元不明
の引き取り手のない死体や、研究の為に提供された死体をさまざまな条件の下に
さらし、さまざまな温度下で、種々雑多な虫にたからせて、あらゆる死後損傷を
死体に試み研究している施設でして、この施設の敷地内のあちこちには、様々な
腐敗過程の数々の死体が無造作に放置され、夏なんかはこの辺り一帯ものすごい
腐敗臭が漂っているだろうなぁと想像せずにはいられません。


(でも嗅いでみたい気持半分。(*´д`*)ハァハァ 私は変態か!笑)

死体の腐乱していく過程の様子など、本ではあくまでも文章によるリアルな描写
のみなので、自分自身で色々とワイルドなビジュアルを想像するよりなかったの
ですが、このフィルムではもろ実際の死体の状態がそのままぼかしなしで写され
ていて、ちょっとびびってしまいましたが。

(特にウジ虫が人体をむさぼるように食つくして行く場面など...(((( ;゜Д゜)))


このフィルムの中に出て来た大学院生やリサーチャーの人達の話を聞いたり
態度を観ていると、彼らは自らの任務をとても真剣に捉えていて、研究の為
とは言え、こんななかなか一般の人ではとても考えられないようなタスクを
精神込めて全力をもって取り組んでいる姿に感動させられました。


彼らの「死体ドーナー」達に対する姿勢は、明らかに深い「敬意」「感謝」の意
を示すもので、彼らは新しく提供されたの遺体を敷地内に設置する際も、まるで
まだドーナーは生きて眠っているかのように丁寧に扱っている姿が印象的でした。


この研究によって、死の時間がより正確に推定出来るようになり、その情報は
殺人事件の捜査などにも大変重要な参考となり、科学(人類学)の発展に大いに
貢献する事になるわけですから、遺体を提供してくれた家族や本人達の寛大な
ゼスチャーには大いなる感謝の念を抱いてしまいます。

ちなみにこちらが本やフォルムに出て来た、人間の死体が外の環境で白骨化
又はミイラ化するまでのおよその時間をはじき出す方式です。

y=1285/x

が白骨化、ミイラ化するまでの日数で、が腐敗過程中の平均気温。(摂氏)

すなわち、遺体が腐敗している間の環境の平均温度が10℃だったとすると、
1285/10 = 128.5となり、白骨化、もしくはミイラ化するまでの日数は
128.5日という事になります。

もちろんこれは温度において言える事で、その他の要因が関係して来る事
から、あくまでも”一般的な推定”という事でしょうが。


こういった発見も、研究者達の日々の”人並みならぬ”献身的な努力と、これら
死体ドーナー自身、又はその家族達の大いなる雅量の賜と言えるのではない
でしょうか。


もちろん、私達家族が少し前体験したスタンフォードのリサーチ参加はこれらの
貢献とは全く較べものにもならないレベルのものではありますが、でもその際の
スタンフォードのリサーチスタッフのメンバー達からも、この映画で観たものと
同じような”感謝の姿勢”が感じ取られ、個人的には物質的、経済的な”見返り”
少ないリサーチへの参加も、精神的な面で充実したものとなりました。


何だか文章でうまく説明できませんが、人と人とのやりとりって、こういう部分
が大切なんじゃないかと思いました。

1人でこのフィルムを観ながら、私達、(家族)自らが体験した事を振り返り、
色々な思いを巡らし考察に耽りながら、旅の疲れと溜まったストレスを発散
していったのでありました。


(普通こういうフィルムはリラクセーションには向いてませんが。苦笑)


何か新しい事を経験する、というのは年齢関係なく、いくつになってもいい刺激
となり、色々と考えるきっかけやインスピレーションを与えてくれるものですね。



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by mathgifted | 2013-07-15 08:05 | TV番組/映画鑑賞


数学が得意な15歳の2E kid(ASD&ギフテッド) あーちゃんの毎日を綴っています。ネバダの山奥で熱愛する数学を修行中!将来は大学の数学教授になるのが夢。13歳から本格的に地元の大学で数学のコースを受講し始めました。 目指すはMIT or Caltech! 


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