ギフテッドのニーズを無視すると...

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少し前の「授業中の暇つぶし」という記事で、最近、あーちゃんが授業中
(特に数学の時間)退屈で仕方がなく、周期表を暗記したり、SAT
エッセイを書いたりして時間をつぶしているという事をお伝えしましたが、
先日このようなまさにタイムリーな記事を読み、更に私の不安な気持が煽り
立てるられたような感じになりました。008.gif


「Gifted is Not Always a Gift」


この記事、まぁ大まかに言いますと、ギフテッドの子達がいかに毎日の学校
での授業に退屈な思いをしていて、彼らには彼らなりの特別な学習、教育の
ニーズがあるのにもかかわらず、多くの場合それらが満たされていないか、
もしくはほぼ無視された状態であり、そういった状態が続くことによって生
じえる問題などが書かれていました。


ギフテッドの子を持つ親にとって、子供が多かれ少なかれ毎日の授業に退屈
していて、その為、彼らが時にはクラスで望ましくない態度や行動などをとる
場合もあると言うのは、別に今さら言われなくても充分気がついている事なの
ですが、今回この記事の中には、これらのギフテッドの子供達の”ニーズ”
ことごとく無視された場合に起こりうる問題点がとりあげられていて、その中
のいくつかの部分を読み、私自身(そう言われてみればまさにその通りだなぁ)
と少し目を覚まされたような思いがしました。



まず、一般の者から見ると、ギフテッドの子供達は賢くて学習能力が優れて
いるのだから、学業や学習の習得に関してなど何も問題もなく、彼らには
”特別なニーズ”というものなどありはしなだろうに、と思われている場合も
あるかもしれません。


でもこれは大きな誤解で、まずはこの時点から見直す必要があります。


ギフテッドの子を持つ親なら誰しもが、この子達には”一般とは違った習得
の速度や特徴がある”
という事を承知だと思いますが、このギフテッドなら
ではのユニークな学習の特徴の為、彼らには”特別なニーズ”があるのです。


他のクラスメート達が新しい事を学んでいる間、自分は教室にただじっと
座って退屈さを我慢し、何も新しい事は学ぶ事もなく、毎日が”復習”ばかり
の学習など、ギフテッドの子の学習ニーズを満たしているとい言えません!


こういう状態(自らに合った学習内容やレベル、チャレンジなどの欠如)が
長期的に続いた場合、ギフテッドの子達は未習得の概念を学んだり、困難な
問題に四苦八苦しながら取り組み、時には大きな壁にぶちあたり、挫折感を
感じながらも、それを何とか克服し、それにより満足感、充実感を感じたり、
などといった、”学習のプロセス”を経験しながら学ぶ機会が欠けている事に
なるとの事なのです。


こういう”学びのプロセス”を経験する事は、精神的、感情的な発達も促し、
個人としての”人格形成”の部分にもとても大切な経験だと思うのです。


こういった学習のプロセスを学ぶ機会が欠けている場合、これまではさほど
苦労しなくても比較的簡単に全てを習得していたギフテッドの子達は、学年
が進むにつれ、情報の内容なども複雑になる為、理解が困難になる場合もでて
くる事でしょうが、その際、”学習のスキル”の欠如は彼らにとって大きな
ハンデとなり、多くのギフテッドの子達がこういった困難に直面すると苛立ち
を感じ、自らの知的能力に自信を失い、圧倒され、学業面においてギブアップ
してしまう事も少なくないようです。



だから”賢い””学力に優れている”といった部分以上の”学習スキル”や忍耐力、
持続力、復元力、強い意志、意欲などと言った”メンタリティ”の部分の育成
も本当に大切なんだと思います。



又、困難な問題やタスクなどに一生懸命取り組んだ後、それらを自らで解決
したり、やり遂げた時に感じるある種の快感(ドーパミンの大放出!笑)は、
子供に”学ぶ事の喜び”を教え、更なる知的探求の意欲を高め、モチベーション
維持の重要な要因ともなるでしょう。


あーちゃんが宿題でも課題でもない学習活動に自主的に取り組んでいる一番
の理由って、その部分だと思います。


            「やったぁ〜!正解! どんなもんじゃぁ〜!」
                (脳内ドーパミン大放出中!)

e0326991_5163646.jpg



何かを学ぶ、発見する、正解を得る、といった活動は、ギフテッドの子達に
とっては大きな”快感の元”となる、不可欠な作業なのかもしれません。


だからこういった子達が学校での長〜〜〜い時間、そういった活動に携わる
事が出来ない(そういう快感を感じられない)と言うのは、”鳥に飛ぶな!、
魚に泳ぐな!”
と言ってるくらい本質的な部分を否定しているようなものでは
ないかという感じがします。


(えっ? ちょっと大袈裟かしら? 012.gif
 

後もう一つこの記事で指摘されていたのに、”ギフテッドの子供のニーズを
無視するという事が暗示するもの”と考えられる部分に、私も(全くだ!)
と深く同意したのですが、それは、


”Gifted kids can end up feeling like the invisible citizens
 of their world.”


と、いう部分で、


"No one seems to care about their needs in school. If they are
bored, they must sit still and be quiet. If they already know the
material, they can help the other kids. Even if they've proved that
they've mastered the material, they still must do the homework,
because that is simply the policy. Where does the gifted child
come into play in all this? What about his needs? When does he
get to learn something? When does he get to be challenged?
Why is it that jumping through hoops and helping the teacher
run a better classroom all that matters? Doesn't he matter?"


もし学校でギフテッドの子達の学習ニーズがことごとく無視(又は否定)され、
誰も彼らのニーズや要望に耳を傾ける事なく、毎日来る日もくる日もただひた
すら我慢しなくてはならない状態が続いたとするならば、ギフテッドの子達
自身、きっとこういった”理不尽な状態”に対して疑問を抱き、自分のニーズ
が満たされていない状態は、誰も自分の事を気にかけてくれていない、という
まさに自らが他人にとって、”透明人間”のように思えてくる子もいるでしょう。


そして、それが学校や先生に対しての不信感や怒りを生み出し、大人、又は
社会一般に幻滅してしまい、不安症や鬱状態に陥ったりと、自らの精神にも
悪影響を与える場合もあるかもしれません。


(小学校3〜4年生の時あーちゃんはこの状態に陥ったので、私は最終的
 に学校を辞めさせ、ホームスクールをすることにしたのでした。)


こういったポイントなどを改めて考えると、学校で退屈にしているという状態は、
ただ単に子供が暇で苦しんでいるだけでなく、その他諸々のもっと深い意味で
子供の発達に長期的な影響を与えるという事に気づかされます。


アメリカと言えど、全ての公立学校にギフテッドプログラムがあるわけでは
ありません。


そんな状態の中、一般の学校では、特別なプログラムや学習指導を受ける事
なく、普通のクラスで毎日退屈な思いをしているギフテッドの子達も決して
少なくないでしょう。


でも、ギフテッドの特別ニーズが長期的に無視されると、後々大きな問題が
生じる可能性もあるという事を学校側が認識し、システム的に出来る範囲の
中で、こういった子供達のニーズになんとかうまく対応していく姿勢を見せ
ていって欲しいとつくづく思ったのであります。



(ちなみにあーちゃんの来年度のコースを決める為の学院長とのミーティング
 の際、私達もこういった情報やポイントを引き出しながら、新しいコースの
 交渉を進めて行きたいと思いました。)




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by mathgifted | 2013-05-22 05:19 | Gifted


数学が得意な16歳の2E kid(ASD&ギフテッド) あーちゃんの毎日を綴っています。ネバダの山奥で熱愛する数学を修行中!将来は大学の数学教授になるのが夢。13歳から本格的に地元の大学で数学のコースを受講し始めました。 目指すはMIT or Caltech! 


by あーちゃんママ

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