ハンス・アイゼンクの人格タイプ

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パーソナリティ研究の分野で有名な心理学者、ハンス・アイゼンクが唱えた
人格のモデルには、個人の性格を表す3つの基本的特性があげられています。

それらは、

1extraversion(外向性)
2 neuroticism (神経症)
3psychoticism(精神病的傾向)


で、これらの3つのパーソナリティモデルに関連した特質は以下のように
説明されています。


精神病的傾向     外向性          神経症的傾向
  

攻撃的       社交的な          心配な
断定的       無責任な          意気消沈した
自己中心的     支配的な          罪悪感の気持ち
冷淡な       内省に欠ける        低い自尊心
人を操る      センセーションを求める   緊張した        
達成志向      衝動的な          気分のムラが激しい
独断的な      リスクを覚悟の行動をとる  心気症の
男性的       表現力に溢れている     自律性の欠如
意志の強い     アクティブ         強迫的な


当初、アイゼンクは人間の人格は

1外向性/内向性
2神経症/安定性



という2つの次元のタイプに分類されると考えていたようで、これらの特徴は
基本的には、


■外向/内向

・外向ー社交的でおしゃべり、正の影響で気持が高揚し、外部刺激を必要と
    する事が特徴。 アイゼンクの外向の覚醒理論によれば、このタイプ
    には脳皮質覚醒の”最適レベル”があり、このレベルを多かれ少なかれ
    超えてしまうと、能力が劣化する傾向にある。

    覚醒は、皮膚のコンダクタンス(電気抵抗の逆数)や脳波または発汗
    により測定することができる。 覚醒が極端に低かったり高かったり
    すると性能が低いが、覚醒の良好な中間レベルでは、パフォーマンス
    が最大化される。

    アイゼンクの理論によると、外向的な人は常に覚醒レベルが低く、退屈
    に感じてしまう事から、最適なレベルのパフォーマンスを起動する為
    には、常に外部からの刺激を必要とする。

    人口の約16%がこの範囲に当てはまる傾向がある。

・内向ー(こちらも同じく人口の約16%)一方、内向的な者は、慢性的に覚醒
     過剰で神経が過敏な状態なので、最適なレベルのパフォーマンスの為
     には落ち着いた状態と静けさを必要とする。
 

ほとんどの人(人口の約68%)が、外向/内向の連続体の中間地域に属し、
これらの層は”ambiversion”(両向性)と呼ばれている。
    

■神経症/安定性


・神経症ー神経症はうつ病や不安症などの負の情緒が高いレベルである事に
     特徴付けられる。
     
     アイゼンクの理論によると神経症は、交感神経系又は内臓の脳内
     活性化の限界値(境界となる値)に基づいているらしく、この部分は
     私達が危険に直面した際に反応する、”Fight-or-flight response”
    (闘争・逃走反応)
の機能を司っている脳の一部であるとの事。

    
     この部分の活性化は、心拍数、血圧、冷たい手、発汗や筋肉の緊張
    (特に額で)によって測定することができる。 許容限界値が低い
     神経症の人は、感情的な反応を制御したり抑制する事ができにくく、
     ごくマイナーなストレスに直面した際でも、このネガティヴな情緒
    (闘争・逃走反応)を経験し、いとも簡単に緊張したり動揺してしまう
     傾向にある。


(こうしてみると、やっぱり外交的か内向的かという部分は、個人の脳が外界の
刺激にどう反応するかという、神経的な部分から来ている感じがします。)



■安定性ー高い”活性化閾値”をもち、感情のコントロールもうまくでき、大規模
     なストレスに直面した時のみにネガティブな影響を経験する”情緒
     的に安定した人”は、通常の圧力下においては、冷静で落ち着いた
     態度を保つ事ができる。


これらの2つの次元、又は軸は更にこれら4つのタイプで構成されてます。


1安定性外交的(陽気タイプ。おしゃべり、反応的、暢気、躍動的、
        屈託のない、リーダー格など、楽観的資質)


2不安定性外交的(癇癪持ちタイプ。神経過敏、落ち着きがない、興奮気味
        移り変わりが激しい、衝動的、無責任)
        

3安定性内向的(冷淡、又は淡白なタイプ。落ち着いている、平静な、信頼
       出来る、節制がある、平和的な、思慮深い、慎重、受動的)

4不安定性内向的(メランコリックなタイプ。おとなしい、控えめ、悲観的、
         冷静な、融通のきかない、心配性、不機嫌)


と、各4つのタイプ(外向性/内向性と神経症/安定性)のコンビネーション
により、更なる細かな性格のタイプに分類されるようです。


以上、Eysenck Personality Questionnaire (EPQ)より



自分自身では私は多分、安定性内向的なタイプだと思うのですが、いや〜、
でも結構外界の刺激(ストレス)に対して、我慢できるレベルが低いので、
(低活性化閾値)やっぱり不安定性内向的タイプかな?008.gif


この後、更なる研究の結果、アイゼンクは第3の人格の次元として、
Psychoticism/Socialisation(精神病的傾向/社会化)のモデルを追加
しています。


このPsychoticism(精神病的傾向)は敵対的,被害念慮があり,社会的
規範意識や道徳性が低くい,日常的な常識を無視するといったように脱抑制的
な傾向があり、精神病患者に共通して見られる特性を示すことがよくあり、
特定の環境におかれれば、より精神病になりやすくなる可能性があり、
「精神病への前段階」 として定義されるという事らしい。


また、アイゼンクの説としては、高いレベルの精神病的傾向は、高いレベルの
テストステロンが関連しているのではないかと言う事であります。


えっ? 又もやテストステロン013.gifって思わず思ってしまいましたよ。


実はこちらのブログの記事に、


"He(Eysenck) says that very high IQ is necessary for genius, but also
creativity – which he describes as being related to moderately high
levels of the personality trait Psychoticism."


と、アイゼンクの言う事には、天才の条件としては高い知能(IQ)
創造性が必要という事で、この創造性というのは幾分高いレベルの
”精神病的傾向”の人格タイプと関連している、というような事が語られて
いて、そう言えば確かに、歴史を振り返ってみても、”天才”と呼ばれる
ような人達の中には”精神病発病一歩手前?”っぽい、サイコティシズム的
性格の特徴をもった人達も少なくないような...なんて思ってしまいました。


で、又してもふと自分で書いたギフテッドである事の代償という過去記事に、
精神病的傾向について書いたのを思いだしました。


■ ギフテッドの人達は人間関係に困難を感じる事も

  クリエイティブなギフテッドの人達は一般人よりも、Psychoticism
  (サイコティシズムー精神病質傾向)が強く、身体的なストレスや
  自己志向の完璧主義、理不尽な信条などと言った、ネガティヴな情緒
  を示す場合もある。 こういうタイプの人は健全な人間関係を持つの
  も困難であるというのももうなずけます。”

(そしてギフテッドとテストステロンの関係も無視出来ませんよね。)


ほぉ〜! こうやって色々な研究報告や説、理論などを見てみると、何だか
見えない糸でつながっているような感じがして、それぞれの概念を
connect the dotsして行くと、一つ一つでは見えなかった、全体像が
見えてくるようで、本当に面白いですねぇ。


性格のタイプの話からギフテッドへと話が跳んでしまい、何やら主旨が
わからない記事になってしまいましたが。(汗)

とりあえず頑張って訳しました。

ひいぃ〜。 疲れた〜! 042.gif

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by mathgifted | 2013-04-26 11:19 | Psychology


数学が得意な15歳の2E kid(ASD&ギフテッド) あーちゃんの毎日を綴っています。ネバダの山奥で熱愛する数学を修行中!将来は大学の数学教授になるのが夢。13歳から本格的に地元の大学で数学のコースを受講し始めました。 目指すはMIT or Caltech! 


by あーちゃんママ

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